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【EDV】次の好景気で米国超長期債券を買ってみたい


どーもこんにちは。”1998年の日本一以来22年、21世紀に入ってからセリーグで唯一リーグ優勝したことがない”ベイスターズファン、パーサです。

コロナで市況が一変してから数か月経ち、相場も比較的落ち着いてきた印象を受けています。

暴落時に買い増したい銘柄という位置づけで話題になる銘柄はいくつかありました。

私がメインに据えているARCCやMAINなどのBDC銘柄もその一つです。

このように、株に関しては暴落時にスポット買いしたいという目線が話題になることはあるのですが、

暴騰時や好景気に買いたい資産というのはあまり見かけません。

株にしても不動産にしても、マネーが集まる時期はどれも高値になりがちだからです。


私はひねくれものというか、天邪鬼なところがあって、こういう大きな下げ相場の時こそ、景気がいいときに買いたくなるような資産がないかと考えてしまうのです。

株とのリスク分散で債券とかREIT、金などが候補になりますが、正直ピンとくる銘柄がありませんでした。

しかし、今回のコロナショックで群を抜いて輝いていた資産がありました。

それが今回ご紹介するEDV、米国超長期債券ETFです。

正直、くせがあるので万人にお勧めできるものではありませんが、私自身は自分の投資にフィットするなと感じたのでまとめたいと思います。

なんたって、”時期によってはトータルリターンがVTI-全米株式より高いタイミングがある債券”ですからね。

●基本情報●
EDV:Vanguard Extended Duration Treasury ETFはブルームバーグ・バークレイズ米国債STRIPS(20-30年)均等額面インデックスのパフォーマンスへの連動を目指すパッシブ型のETFです。
構成比率は100%米国財務省/政府機関発行の債券で、残存期間は20~30年のものが99.6%(10~20年が0.4%)となっています。
経費率は0.07%で、TLT:iシェアーズ 米国国債 20年超 ETFの0.15%と比べると低コストなことがわかります。
参考:バンガード商品案内 EDV(PDFファイル)

TLTに言及したブログはたまに見かけるのですが、EDVが取り上げられることって少ないように思いますね。


●リターン比較●
ETFreplay.comのツールを使ってETFのトータルリターンを見ていきましょう。
VTI-EDV-TLT-LQD-BND.png
VTI-バンガード・トータル・ストック・マーケットETF
EDV-バンガード 超長期米国債ETF
TLT-iシェアーズ 米国国債 20年超 ETF
LQD-iシェアーズ iBoxx 米ドル建て投資適格社債 ETF
BND-バンガード・米国トータル債券市場ETF


VTI-EDV-TLT-LQD-BNDreturn.png

基本的に、VTI:全米株式が最もベーシックで王道であると考えています。高配当株のようなスマートベータ投資は、結局のところVTIに勝てるかどうかがポイントだと思っています。
(トータルリターンがVTIに匹敵する高配当株ETFはないと認識しています。間違ってたら指摘してください。)
ですので、ここではVTIとの比較をベースに見ていきたいと思います。

VTIと比べると、BNDのような債券の類は、リターンが少ない代わりに価格の変動幅も抑えられています。
リターンが高い株式と合わせて持つことで、下落時に資産が減りすぎない効果を期待して持つのが一般的ですね。

それに対して、EDVの異質さが目立ちます。
2015年、2016年、そして今回のコロナショックなどでは、VTIを上回るリターンが出ました。
一方で、数年間横ばいの時期もありました。
現時点では、トータルリターンはVTIより低く、それでいてVTIよりもボラティリティ(価格変動幅)が大きくなっています。

この特徴を活かして、VTIと組み合わせたらなかなかよい成績が出そうだなと感じました。

そこで、今度はEDVやVTIを組み合わせて保有したらどうなるか検討することにしました。

●分散保有の優位性●
PORTFOLIO VISUALIZERを使いました。
条件は設定した日から10000ドル投資、配当金を再投資、年1回のリバランスとなっています。このルールで運用した場合にどうなるかを示しました。
今回は、2010年1月から、2020年6月までの期間を設定しました。

〇比較1、EDVとVTIとの比較

VTI-EDV rate
ポートフォリオ1はVTI100%、ポートフォリオ2はVTI50%,EDV50%、ポートフォリオ3-EDV100%。
ポートフォリオ1と3は純粋にVTIとEDVのパフォーマンスの差です。

チャートがこちら。
VTI-EDV.png
米国市場との相関を見ると、VTIは1.00です。当然ですね。
EDV単独では、相関が-0.31となっています。EDVは米国株市場と相関がないどころか、負の相関がある傾向が見られました。

これらを50%ずつ保有した場合をチャートの赤線で示しました。
図の通り、赤線が一番下に来ることがありませんでした。
つまり、どちらかを単独で保有するよりも常に高成績だったことがわかります。
さらに、今回のコロナショックでも見られるように、EDVが上がるときに特に良い成績を示しました。

〇比較2、他の債券と比べてもEDVは高成績
VTIとEDVを50%ずつで持つと良い成績が出ることがわかりました。
では、EDVの代わりに他の債券ではどうでしょうか?
VTI-EDV-TLT-LQD rate
ポートフォリオ1はVTI50%,EDV50%、ポートフォリオ2はVTI50%,TLT50%、ポートフォリオ3はVTI50%,LQD50%としました。

チャートがこちらです。
VTI-EDV-TLT-LQD.png
やはり、VTIとEDVの組み合わせが最もリターンが高いことがわかりました。
ただし、シャープレシオ(リスクに対するリターンの高さの指標)はTLTと組み合わせたほうが高くなりました。
シャープレシオを重視するならTLT、より高いリターンを目指すならEDVという使い分けで、個々の投資家の判断が分かれそうですね。

〇比較3、さらに分散させたらどうなる?
VTIとEDV、株式と債券の王道ペアで十分な気もしますが、さらに分散させてシャープレシオを改善できないか検討しました。
そこで、こちらもメジャーな資産、IYR-不動産、GLD-金を織り交ぜて見ました。
VTI-EDV-IYR-GLD rate
ポートフォリオ1はVTI50%,EDV50%、ポートフォリオ2はVTI50%,EDV45%,IYR5%、ポートフォリオ3はVTI50%,,EDV45%,GLD5%としました。

チャートがこちらです。
VTI-EDV-IYR-GLD.png
まぁ、大差ないんですけどね。不動産、金いずれの場合も、2資産だけよりもシャープレシオが改善されました。ただし、トータルリターンではVTI50EDV50が優れていました。
不動産や金を組み入れるかは、好みでしょうね。

●パーサの投資目線●
これまで見てきたように、EDVは価格変動幅が大きいものの、比較的大きなリターンを得られる可能性が高いことがわかりました。
特に、米国株市場との負の相関関係はユニークで興味深かったです。
私は、ARCCやMAINといったBDC銘柄を投資の軸に据えています。
これらの銘柄は米国株市場に大きく左右され、特に下落時により大きく下げる傾向があります。
なので、EDVのような”米国株市場が下げるときに上がる銘柄”との相性が良さそうに感じました。

ETFと個別株のポートフォリオのバックテストができるツールがあるといいのですが、そういうツールには出会ったことがないので未検証です。
しかし、いずれはEDVも少し組み入れてみたら面白いかもと考えています。
ところで、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は今月、コロナ対策の一環で、政策金利を2022年まで0付近にとどめる発言をしていました。
しばらくは債券が買われる相場が来るのか、少なくとも逆張りするタイミングは先かなぁと考えています。

買うとしたら金利が上がっていく好景気の時でしょうね。債券が下がって人気がないときにひっそりと買っておきたいです。


というわけで、25年の超長期債券、EDVを調べてみました。
このETFの保有する債券がごっそり入れ替わる前にベイスターズのリーグ優勝は見られるのか・・・そんな気持ちでEDVの買い場を待ちながら見極めたいと思います。


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パーサモウニアス

Author:パーサモウニアス
手取り17万なのに家賃7万で生活できるのか?
そんな無謀な生活を続けるために、日々の節約や家計簿を淡々とつけ続けるという実験日記です。
投資ド素人サラリーマンが資産運用に興味を持ち始め、それらの記録がてらブログを始めました。
資産運用の基本方針

日経電子版に紹介されました
パーサさん、月16万生活で資産形成(投信ブロガー)

150411開始
2016年、FP3級を取得
twitter始めました。
@parsimonious_16

mail:
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