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投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2022に投票しました



今年も、投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Yearに投票しました。

証券会社の宣伝やうたい文句にまどわされず、自分たちにとって本当によいと思える投資信託を投信ブロガーたちが投票で選び、それを広めることで「自分たちの手でよりよい投資環境を作っていこう!」というイベントです。
公式サイト http://www.fundoftheyear.jp/2022/



よりよい投資環境を作っていく働きに少しでも貢献できるのはいいですね。

このイベントは2007年から始まっていますが、いまではだいぶ浸透している感じもします。

実際、ここ最近、投資環境は良くなっています。
NISA制度の後押しなどもあり、インデックス投資が市民権を得てきました。

このような草の根運動が少なからず投資環境に良い影響を与えているんだと思います。

最近は、ブログは下火になる一方で、
youtubeやツイッター、インスタなど、新たな情報発信へと市民権が移行しています。
今年から投票の形式も少し変更になりました。
ブログをやっていなくても、youtuberやツイッターのユーザーも投票できるようになりました。
ブログはやっていないけど投票したいという方は是非そちらに参加してみてはいかがでしょうか。

さて、私は例年通り、ブロガーとして投票させていただきました。

そうそう、ブロガーの投票ルールも今年から変わりましたね。
これまでは5票の投票権がありました。
今年からは、最大3つの投資信託に投票する形に変わります。

〇投票先はこれ

私が投票したのは次の3つです。
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
・MAXIS米国株式(S&P500)上場投信
・たわらノーロード先進国株式

それぞれ理由を書いていきます。

〇・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

eMAXIS Slimシリーズはインデックス投資市場のシェアを大きく伸ばしています。
最安値を目指し続けるというキャッチフレーズがウリですね。
投資家側が管理できるのはコストぐらいなもので、より合理的なファンドに投資したい投資家の心に響いているようです。

私の周りのインデックス投資家やFOY2022に投票するブロガーの間では、
eMAXIS Slim全世界株式オールカントリーのほうが人気です。

しかし、私はeMAXIS Slim米国株式(S&P500)(以下、SlimSP500)こそがNO.1だと考えています。

221118rank.png

引用:日本経済新聞 投資信託 純資産ランキング
https://www.nikkei.com/markets/fund/ranking/?type=netasset



日本の投資信託の純資産総額ランキングです。
インデックスファンドがトップ5に2銘柄ランクインしています。
これまでは長らく、アクティブファンドが独占していました。
しかし、昨今のインデックス投資の普及で多くの投資家へ裾野を広げているようです。

中でも、三菱UFJ国際投信の活躍は目覚ましいものがあります。
投資信託の純資産残高ランキングで野村アセットマネジメントを抑えて初の首位となりました。

図:運用会社別 純資産総額ランキング
221118jyuni.png

引用:日本経済新聞 三菱UFJ国際投信、国内最大の投信運用会社に
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB00008_Z01C22A1000000/




これはおそらく、短期的な変化ではないでしょう。
資金流入額も1社だけ突出しています。

つみたてNISAは少なくとも2042年までは制度が保障されています。
「最大年間40万円x20数年xつみたてNISA口座数」
このビッグマネーをどこが握るのか。
その答えがもう出ている感じがします。

その中でも、SlimS&P500は今年の初めに、
インデックスファンドでは初めて純資産残高1兆円を超えました。
参考:三菱UFJ国際投信 プレスリリース
そして、今も伸び続けています。

投資は結局のところ、どのファンドに自分の資金を投じるかという投資行動こそが、
最もその投資家の考えを表すとも言われます。

221118ryuunyuu.png

引用:モーニングスター 投資信託への資金流出入速報



ファンド別で見た、2022年10月の純資金流入額上位ファンドです。
SlimS&P500がここでもトップです。

このことから、少なくとも国内の投資家が実際に動かしている資金を見る限りは、
SlimS&P500がNO.1だと結論付けざるを得ないと考えます。

とはいえ、何がFond of the Yearかはそれぞれの投資家個人の感情や勘定が多分に入ります。
結局は、自分が腹落ちして毎月淡々と続けられるかどうかが大事ですからね。


さて、だいぶ長くなったので、残り2つはささっと紹介します。

〇・MAXIS米国株式(S&P500)上場投信
2つ目はMAXIS米国株式(S&P500)上場投信(以下2558)です。

SlimS&P500と同様、米国のS&P500に投資する投資信託です。
が、2558は上場投信、ETFという点で、先の投資信託とは異なります。

配当金を自動で再投資して長期的な資産形成を目指すのであれば、
わざわざ配当金が出るETFにする必要がないというのは確かにその通りです。

一方で、買値を自分で決められるというメリットから、ETFを選ぶ人もいます。

私は、主に法人での運用はスポット購入で2558を利用しています。
あえて配当を受け取って、経費とぶつけたり、またタイミングを見て買い増しをしたいからです。
貸株で効率を上げるというのもありますね。

2558については、過去記事に書いていますのでこちらもご参照ください。
参考過去記事:三菱UFJ国際投信のブロガーミーティング220729にオンライン参加しました

〇・たわらノーロード先進国株式

これは、正直投票の動機としてどうかなとも思うのですが、
三菱UFJ国際投信の独り勝ちをいい加減なんとかしないと適切な競争がなくなるんじゃないかと懸念しています。

なので、MUKAM以外で頑張ってるファンドにも票を投じたいと考えました。
たわらファンドじゃなくてもいい気もするんですが、
iDeCoで積み立てているファンドの1つがたわらノーロード先進国株式ですので、
こちらに投票しました。

毎度言っていますが、三菱UFJ国際投信は確かに優れたeMAXIS Slimシリーズで市場をけん引しています。
しかし、ファンドが多くてごちゃごちゃしてるんですね。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
eMAXIS S&P500インデックス
つみたて米国株式(S&P500)

同じベンチマークのインデックスファンドが3つもあるんですよ。
2558はETFだからまだ違うのもわかるんですが、
この辺りはユーザーにやさしくないですよね。

その点、たわらはスッキリしています。
販売会社である銀行やネット証券ごとにファンドを変えたりはしません。

このように、少数精鋭で勝負している運用会社が頑張ってくれると、
投資環境はさらに良くなるのかなと期待しています。

〇まとめ
というわけで、私の投票についてのお話でした。

”どうしてそこに投資をするのか、どうしてそのファンドを選んだのか”
色々な考え方に触れることで、自分の投資の軸もさらに強くしなやかになります。
結果を見るだけでなく、色々なブロガー、投票者の考え方に触れていきたいですね。

結果発表は2023/1/21、20時からオンラインで行われます。
私はすでにチケットを購入しました。
いまからワクワクしています。
まぁ、きっと今年もオルカンが1位だろうなとは思いますが、さてどうなるやら
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プロフィール

パーサモウニアス

Author:パーサモウニアス
手取り17万なのに家賃7万で生活できるのか?
そんな無謀な生活を続けるために、日々の節約や家計簿を淡々とつけ続けるという実験日記です。
投資ド素人サラリーマンが資産運用に興味を持ち始め、それらの記録がてらブログを始めました。
資産運用の基本方針

Money VIVAさんから取材を受けました
#3 独身一人暮らし、生活費を16万円に抑えて金融資産1,300万円!

日経電子版に紹介されました
パーサさん、月16万生活で資産形成(投信ブロガー)

150411開始
2016年、FP3級を取得
twitter始めました。
@parsimonious_16

mail:
parsimonious16@gmail.com

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