fc2ブログ

某証券でARCC(BDC銘柄)買ってましたって話


はいどーも、パーサです。

できることならこの記事は公開することのないままでいたかったです。
しかし、残念ながら、予想していた悲観的な未来が現実のものとなりました。

実はつい最近まで、私のお気に入り銘柄、ARCCを買える証券会社が存在しました。
あまり大っぴらにする人ばかりではないので、知る人ぞ知る証券でしたね。
それでも、高配当が好きな方からは熱烈な視線を向けられていました。

ARCCのようなBDC銘柄をめぐるこれまでの経緯を振り返りながら、
今回の顛末、私の投資行動をまとめたいと思います。

・BDC銘柄とは
・日本の証券会社でBDC銘柄が買えない理由
・SMBC日興証券で買えちゃってた
・webullで取り扱いがあると話題に
・私の投資行動記録
・BDC復活への願い

・BDC銘柄とは

BDCは、 business development companyの頭文字をとったものです。
事業開発会社などと訳されます。

クローズドエンド型のファンドで、中小企業などに投資しています。
特徴としては次の通りです。

・純資産の70%まで私募証券に投資可能
・収益の90%以上を四半期毎に配当
・自己資本に対して200%まで借入可能

BDC の組成者は、
ゴールドマン・サックス、
TPG キャピタル、
ベインキャピタル、
エイリスキャピタル・コーポレーション等となっています。
プライベート・エクイティ・ファンドの運営者が多いですね。

また、BDC は、しばしば証券取引所に上場しています。

231121bdcinvestor.png
出典:BDC investor.com

BDCのサイズは、表の通りです。
ARCCが頭一つ抜きんでています。

形としては不動産に投資をするREITに近いですね。
REITのプライベートエクイティ版といったところでしょうか。

未公開株は、証券へのアクセス、流動性、分散性などに難があります。

BDCは、私募証券に投資しながらも高い流動性がある投資法人というわけですね。
なお、日本から見ると、BDCは外国投資法人に当たります。

参考資料:ベンチャー・ファイナンスの多様化に係る調査 株式会社野村資本市場研究所
※PDFファイル

・日本の証券会社でBDC銘柄が買えない理由

これだけ魅力的な投資対象ですので、日本国内でも人気があります。
かつては各証券会社で取り扱いがありました。

しかし、現在はBDCを買える証券会社は国内にはありません。
その理由は、BDCが外国投資法人に該当するからです。

外国投資法人が国内で取引されるには、金融庁に届出を提出する必要があります。
ところが、ARCCをはじめとするBDC企業はその手続きをしていません。

制度上、このような企業の株を買うことは認められないというわけです。

各社、それぞれのタイミングで取扱の対象外としています。
SBI証券:【ご確認ください(銘柄追加リクエストについての回答)】 当社追加採用不可銘柄につきまして

楽天証券:【米国株式】一部銘柄に対する買付停止措置のお知らせ

paypay証券:【重要】米国株式 一部銘柄の新規買付停止のお知らせ(2022年1月15日)

サクソバンク証券:【現物株式】一部銘柄の新規買付停止のお知らせ

マネックス証券:【米国株】一部銘柄の新規買付(取扱い)停止について

マネックス証券の案内が一番わかりやすく、誠実さを感じられます。
証券会社としても人気のある銘柄を取り扱いたい、
けれども、国内事業者として遵守すべき制度である、
そのため、取扱いの継続は難しい、ということがよくわかりますね。

こうして、BDC銘柄は買えなくなり、BDC投資家は悲嘆に暮れたのでした。

・2023年3月、日興証券でBDCが買えるということでお祭りに

2023年3月、突如ツイッターでARCCが買えると話題になりました。
日興証券でARCCが買えるぞ!ということが発覚したのです。
おかしい、国内の証券会社ではもう買えなくなったはずなのに?


喜び勇んでご自身の証券会社を確認した方もいることでしょう。
私もそうでした。
しかし、つかの間の喜びはぬか喜びへと変わりました。



真相は、日興証券では”なぜか”BDC銘柄が買えていただけでした。
賑やかになったことで、金融庁からお達しがあったのでしょうか。
ツイッターで話題になった直後に、取扱中止になってしまいました。
あっという間のドタバタ劇でしたね。
私は翌日にでも日興証券を開こうと思っていた矢先のことです。

きっと、賢明な投資家はこっそりとBDCを買い進めていたことでしょう。

この出来事から、我々BDC投資家は学びました。
BDCを買えてもおおっぴらにしてはいけないという知見を得たわけです。

・お次はwebull証券でBDCを扱ってるだって!?

日興証券のドタバタからまだまだ日が浅い2023年初夏の頃、
こんどはwebull証券でBDCを扱っていることが認知され始めました。

匿名掲示板サイト5chでは、5/10頃から認知され始めていました。
参照:https://egg.5ch.net/test/read.cgi/stock/1683670932/334-n?v=pc
参照:https://investment.nanj-antenna.net/189203/

ツイッター(現X)でも、遅くとも5/10からポストされるようになりました。

ただ、前回の日興証券の時とは違い、お祭りのようにはなりませんでしたね。

バムさんのこのツイートはまさにBDC投資家の心情を表しています。


こうして知る人ぞ知る事実として、静かに広がっていきました。
まるで大っぴらにしないことがBDC投資家の暗黙の了解となっていたかのようでした。

しかし、そのような抜け道がいつまでも解放されていくわけではありません。
webull証券の大盤振る舞いな口座開設キャンペーンも後押ししていましたね。
BDCを買えることがあたかもメリットであるかのように喧伝されていきました。

実際には、制度としてBDCの売買はできないのは前述の通りです。

多くに知れ渡ってしまっては、閉じられるのも時間の問題です。
そして、危惧していた未来が現実のものとなりました。

webull.png

2023年11月15日、BDC銘柄の新規ポジションが一斉に制限されるようになりました。

11/20に、確認のため、webull証券にメールを送りました。

ご担当者様

いつも使いやすいサービスのご提供ありがとうございます。
BDC銘柄の取り扱いについてお伺いいたしたくメールいたしました。

11/15頃からBDC銘柄の新規ポジションが制限されていると表示され、取引ができません。
これは一時的なものでしょうか?
再会見込みがあるのかどうか、また、取り扱い停止などの処置がある場合は正式なお知らせがリリースされるのでしょうか?
その場合のメッセージの表示場所・確認方法と合わせてご教示いただければ幸いです。

ご回答お待ちしております。
よろしくお願いいたします。



その返答は、

お客様

平素より当社をご利用下さり、
またこの度はお問い合せを頂き、誠にありがとうございます。

当社では取扱を停止する方針でございます。
現状では買付不可、売付のみ受付している状況でございます。

今後ともウィブル証券を宜しくお願い申し上げます。
ウィブル証券株式会社クライアントサービス


「BDC銘柄は取扱中止する方針」という回答でした。

これにて、BDC銘柄を買えるお祭りは終焉を迎えることとなりました。

・私の投資行動

私がwebull証券でBDCを買えると知ったのは、7/17です。
投資家さんとの交流の中で、話題に上がりました。
そこからの流れを時系列で箇条書きします。

7/17 6:52 webull証券でBDCが買えるという情報を得る
7/17 即刻、口座開設手続き。資金繰りを練る
7/19 口座開設完了、入金、為替取引
7/31までにARCC2700株を買い進める
8/22 口座開設キャンペーンの6666円を受領
10/3 ARCCから配当金を得る。欲を出して、即時再投資はせず様子見。
1/23 キャンペーンに乗り、ARCCを1株x10回買付
11/15 ツイッターでBDC銘柄の取引制限を知る
OBDC、RWAYは制限の対象外であることに気づき、現地約定日11/17までに、OBDC152株、RWAY146株を買い付ける。
11/20 OBDC,RWAYも閉じられたことに気づく。webullにメールを送り、BDCの今後についてお伺い
11/21 取り扱い中止方針の連絡を受信。事の流れをブログにまとめる。

231121webullnow.png

このような形で、最終的にARCC2710株、OBDC152株、RWAY146株を購入しました。
ちなみに、これらの年間の配当金は合わせて$5,672.48となります。
なかなか素敵な金額ですね。

7/17からは、毎日のように「ARCC」、「BDC 証券」で検索していました。
ただし、ウィブル証券に結びつくようなツイートには一切反応せず、静観しました。

じわじわと認知が広がっていく様を、ただじっと眺めていました。
つい言いたくなる気持ちを抑えるのがなかなか大変でしたね。
忍耐を試されながらも、ハラハラドキドキと楽しい時期を過ごしました。

・BDC復活への願い

これにて国内証券でのBDCは、またしても閉じられた形となります。
今からBDCを買うには、海外の証券口座を開くか、国内の投資信託を買うぐらいです。

日興アセットマネジメントはミューズニッチ米国BDCファンドを出しています。
信託報酬手数料が2.035%(税込)なので、なかなか手出しは悩ましい水準ですね。
参照:ミューズニッチ米国BDCファンド

231121muse.png
出典:ミューズニッチ米国BDCファンド交付目論見書

組成を見てみると、当然ですがBDC銘柄で埋められています。

おや?
外国投資法人は届出が必要なのに、その手続きがないBDCに投資できてますね。
なぁぜ?なぁぜ?

外国投資法人は、おやんちゃな投資法人も当然ありえます。
そのような法人に投資をしてしまい、資産を毀損する恐れがないよう、
国内の個人を守るために必要な制度なのかもしれません。

それにも関わらず、投資信託の形であれば、BDCに投資できてしまっています。
3点方式のようなことが成り立ってていいんでしょうか。
なんだか、BDC銘柄がパチンコ屋の景品に見えてきました。

外国投資法人全体を投資対象として規制緩和するのは難しいかもしれません。
それでも、BDCのように、米国で上場しており、着実な基盤が確かな投資対象へは、
投資を可能とするなんらかの手心があるといいのにと願っています。

果たして、国内証券会社でBDC買付が再開される日が来るのでしょうか。
淡い期待を抱きつつ、今はキャッシュポジションを整えたいと思います。
関連記事
スポンサーサイト



コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

パーサモウニアス

Author:パーサモウニアス
手取り17万なのに家賃7万で生活できるのか?
そんな無謀な生活を続けるために、日々の節約や家計簿を淡々とつけ続けるという実験日記です。
投資ド素人サラリーマンが資産運用に興味を持ち始め、それらの記録がてらブログを始めました。
資産運用の基本方針

Money VIVAさんから取材を受けました
#3 独身一人暮らし、生活費を16万円に抑えて金融資産1,300万円!

日経電子版に紹介されました
パーサさん、月16万生活で資産形成(投信ブロガー)

150411開始
2016年、FP3級を取得
twitter始めました。
@parsimonious_16

mail:
parsimonious16@gmail.com

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
-FX (2)
ブログランキング
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
免責事項
当ブログに掲載する情報には充分注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。当ブログ使用及び、閲覧によって生じた如何なる損害にも責任を負いかねます。 投資は自己判断、自己責任でお願いいたします。